東大UFO研究会、UFO研究、UFO映像、UFO研究者、UFO研究会関連についてのWiki です。
This "Object" is "NOT a UFO ! " It's only artifact of light refraction on the windshield of the car.
Это просто "Объект" не "НЛО!" Это же артефакт преломления света на переднем стекле автомобиля.
結論から書きます.
この映像は、右にカーブする車の車載カメラからの映像のトリミングで、錯覚により、ガラスの透過屈折光が隕石を追い抜いて行くように見えただけの
「光学現象」に過ぎないもので、UFOではありません。
当初話題となったも映像には左上に、 "LiveLeak" というロゴが入っており、どうやらここがオリジナルの映像を編集して配布したことが、騒ぎの発端のようです。(2015年、非公開になったようです。)
https://youtu.be/fKACb6D7OgI
下記のロシア国営テレビのものは、LiveLeak の編集したものを、さらに拡大編集、あるいは、元映像を独自に編集してあるようで、もはや、なんだかわかりません。
(Youtube上の映像が、上がっては削除され、ということが繰り返されているようです。下記の映像も、当初リンクしていましたが、その後削除されました。)
(注:当初、下の映像をリンクしていましたが、元画像が削除されていましたので、上の映像に入れ替えました。上の映像は、現段階で9回しか再生されておらず、もしかすると、削除され、急遽UPし直したものかもしれません。いつまで現映像が見られるかわかりませんので、ご注意ください。必要な対応は考えておりますが、お気づきの点があればご連絡ください。)
この映像ですが、
もともと、かなり圧縮されていて、ブロックノイズが出ています。このようなレベルの圧縮のされた映像から、細かなものの映像をきちんと分析することは困難である、ということを前提として考えなければなりません。
さらには、この映像は、隕石を中心にトリミングされています。後で掲げる全体の映像が無ければ、詳しいことがわかりませんでした。
一つ、確かなことは、この映像が、固定した車載カメラにより、フロントグラス越しに撮影されたものである、ということです。
誰も、画面の最上部や、左下にある、黒い点について、「これもUFOだ」と言い出さないのは何故でしょうか?
誰の目にも、それが、「車のフロントグラスの汚れであろう」とわかるためでしょう。
ところで、上記映像で、
枠で囲われて示されている「UFO」の動きと、この黒い「汚れ」の動きが、ほとんど一致していることが見て取れます。
これが何を意味するのか?
フロントグラスが関係していることは確かと思えます。
そうでなければ、動きの方向、速度が殆ど一致していることの説明ができません。(注1)
物体に対して、フロントグラス上の黒い点が、右向きに先に進んでいるように見えるのが不自然に感じられるかもしれません。
物体は左から右に動いているはず、それを追い越すように見えるのは何故か。
それは、この車が、右向きにカーブした道を進んでいるからです。
こちらにも同じものがありますが、どちらがオリジナルに近いかはよくわかりません。
https://youtu.be/11T2TTkzeDc
(2015年、上記動画も、アカウント停止により削除されています)
(アカウント停止、と言うことは、違法なアップロードやクレームの多数寄せられるような動画をアップロードした、
と言う人の投稿画像という事ですから、2次情報である可能性が高く、信頼できないと考えて良いでしょう。)
この映像の11秒目から14秒目くらいまでを見てください。(←何度か映像を入れ替えているので、秒数が一致しないかもしれません。隕石出現直後からを参照してください。)
車が緩やかな右カーブに差し掛かったところで隕石が出現します。
11秒目くらいで隕石が出現したときに、その左上に、黒い点(ガラスの汚れか)が見えると思いますので、そこで、皆さんの見ているモニタ画面上の、黒い汚れ部分を指か、定規などで固定してみてください。
車は道路をゆるやかに右にカーブしていますが、車載カメラの映像でのガラス上のこの黒点の位置は変化しません。
一方、隕石は、実は画面上では、右から左に逆向きに動いて映っていることがわかります。もちろん、本当は左から右へ飛んでいるのでしょうが、画面上では、右から左へ「逆行」して映っています。
ところで、オリジナル映像を見ると、指摘箇所以外にもたくさんの光点などが出現していますので、周りがUFOだらけのはずなんですが、みなさんは、なぜそのようなものを問題にしないのか不思議です。
分析に戻ります。
下の画像で、
縦の緑線と赤線の交点に、黒い汚れの点があります。この位置は、画面上で変化していません。
それと、隕石の位置を比較すれば、隕石は、左向きに移動していることがわかります。つまり、隕石の位置を基準にすると、黒い点は隕石を追い越していくように映って見えるはずです。
(上)10秒目
(上)11秒目
(上)12秒目
(上)13秒目
「UFOによる撃墜」ビデオは、この部分だけを、下の画面をカットして、隕石が画面中央に来るように動かしながらトリミングしていますので、結果として、
ガラス上の汚れは左から右に移動して見えます。
これが、謎の光が、隕石を追い抜いて行くように見えた正体です。
皆、物体が右に移動していると思い込んでいるので、光点がそれより早く右に移動しているように見える、という、錯覚に陥っていたのです。
黒い汚れと、光点(UFO?)の位置関係が、ほとんど変わっていないことを、トリミングした映像のキャプチャー画像で示します。
では、隕石から飛び出すように見えた光点はなんなのか。中には、斜めに動いているように見えるものもあるわけですが、これは、ガラス面についた細い傷に光が反射(屈折)していると考えれば説明が付きます。
ガラス面への微細な傷は、いろいろな方向につくでしょうから、斜めに動いて見えても何の不思議もありません。
以上、この「UFO」の正体は、ガラス面の傷による屈折光である、と考えるのが妥当であると思われます。
(追加)
様々な人が映像に加工を加え、「いかにも分析らしいこと」をしていますが、皆肝心なところを見落としています。
いかに優秀な編集機材が、簡単、安価に使えるようになったとしても、肝心の使う人の分析能力が無ければ何の役にも立たないばかりか、むしろ、間違ったものを、もっともらしく見せてしまうことの例でしょう。
科学技術の進歩の著しい現代において、人間がそれを誤った方向で使うと何が起こるか、ということの例と思われますが、詳細な考察は、機会を改めて行うことにします。
(あの~。多少話題になっているものに、尾ひれを付けているのは誰なんでしょうか。)
(注1)よく、UFOが何かの動きとシンクロしていたり、一部の人にしか見えなかったというような映像に対して、「UFOに乗った異星人が、自分たちの姿を見せたいと思う人にだけ見えるように調整しているのだ、」という人がいますが、この状況で、UFOが、そんなことできるわけないでしょう。しかも、見ている人は、多数いるのですから、この映像を撮影した人にだけ都合よく見えるようにする意味があるのでしょうか。そして、この人にだけ都合よく見せるのなら、こんなにわかりにくい方法ではなく、もっとわかり易い方法で、出現したらいいでしょう。まあ、考えるだけ無駄に思えますが。
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■追記:2015年5月31日
もう、2年以上経ちますが、ロシアのニュースでは、きちんと科学的研究をして報告があると言ったはずですが、何もなされていません。というか、隕石であること自体は間違い無いので、それに関する報道があるのは当然ですが、「UFOが何かをしたか」と言うことに関しての研究など、全くなされていなかったのでしょう。
ロシア発のニュースは、当てにならないとみて良いと思います。(ロシアに限らず外国の情報の中には、「政府が研究する。」「科学者が研究した」というようなものも時折見受けられますが、ほとんど信用できないと言って良いでしょう。)
ところで、この隕石を追撃するUFOという話、私が発表して、おそらく、日本で、UFOを研究していると自称する者なら、知らなければおかしい情報のはずですが、明確な反証も無く、「あれはUFO」と言い続けている人や、書籍などに発表し、その後訂正していない人ばかりですね。
日本の「自称研究者」は、こういう人ばかりなのでしょうか。
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参考映像
その他の映像
http://www.youtube.com/watch?annotation_id=annotation_212316&feature=iv&list=PLn0x41FIfwXJy9gN50UDy0K1Q50gyWOtk&src_vid=fMjnE1ziG3s&v=Uol9hOU_TvI
Last modified 2013.3.2
Modified 2013.2.28 06:30